柏餅の葉っぱの秘密  カタラの葉って知っていますか?

こんにちは!

出雲大社のお土産といえばぜんざい餅の坂根屋です。


突然ですが…  「カタラの葉」を知っていますか?



こんな形をした薄茶色のような色をした葉っぱです。

もしかすると西日本、特に島根県にお住いの方なら見たことがあるのではないでしょうか。

サルトリイバラやカカラ、サンキライと呼ぶこともあるそうです。

日干した根は、乾燥させて薬に使われたり、若葉や果実は食用に使われています。



いろいろ便利なこのカタラの葉ですが、なんと島根県周辺の地域では柏餅の葉として使われているんです!

島根県周辺にお住いの方なら、「え?当り前じゃない?」と思われるかもしれませんが、

実はこれ全国的な話ではないんです!


ではなぜ柏の葉を使わず、カタラの葉を使うようになったのでしょうか。

柏餅と名前がついているのに不思議ですよね?


それは…『柏の葉は、西日本には自生していないから』です!

西日本では柏の葉がとれなかったため、代わりとしてカタラの葉を使うようになったんですね。


ちなみに、カタラの葉の別名「サンキライ」とは、

山で病にかかってしまった人が、カタラの葉によって元気になって自分で家に帰ってきたことが由来になっています。

そこから「山帰来」と呼ばれるようになりました。

薬として使われていたり、食べ物として使われていたりカタラの葉は、万能な植物ということがわかりますね。




坂根屋の柏餅は4月12日から販売が始まっています。

柏餅は全3種です。

昨年より定番のこしあんに加え、よもぎ入り粒あんとみそあんが登場しました。

(よもぎ入り粒あんは、周りの生地によもぎが練りこまれています。)

坂根屋の柏餅は、柏の葉を使っています。

歯切れのよい弾力のある生地にこだわった柏餅は、主原料すべて国産のものを使用しており、

島根県産きぬむすめや出雲大納言小豆、餅粉は奥出雲産のものなど地元の食材にこだわっています。

もっちりと柔らかな生地になめらかな餡が包まれた柏餅は坂根屋自慢の人気商品です。

※毎年人気の柏餅は、早い時間に売り切れることもございます。

 予約も承っておりますので、お気軽に店員までお声がけください。


店舗情報

出雲ぜんざい餅 (大社店)は販売しておりません